願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、5月16日です。





ハワイ浄土宗別院


ラハイナ浄土院開教100周年法要を勤められる原上人(中央)

 布哇(ハワイ)マウイ島ラハイナの浄土院の原源照ご住職から、お手紙を頂戴した。写真家でハワイを取材した岩根愛さんの写真が、京都国際写真展で公開されているので、ぜひ観に行って欲しいとの内容であった。

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、そのHPによると、
   世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも
  数少ない国際的な写真祭です。一千年の長きにわたって伝統
  を守りながら、その一方で先端文化の発信地でもあり続けて
  きた京都。その京都がもっとも美しいといわれる春に開催さ
  れます。
   日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、
  趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開
  し、ときに伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレ
  ーションも実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭を
  目指します。

 「現代日本女性写真家たちの祝祭」展として、岩根さんが参加展示されておりました。2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、2013年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける(ウィキペディアより)とのことです。

 ハワイにおける移民は、サトウキビ畑や製糖工場労働者を確保するために始められ、1868年から日本からの移民が開始され150年になる。その歴史は決して平坦なものではなく、日本人と日系人のハワイでの人口が3割を超えると、いわゆる排日運動に翻弄される。そして太平洋戦争の勃発によって、日本人・日系人はアメリカ人として戦時を生きることを求められて、拘束・抑留そして動員の歴史となった。
 そうしたなかで、亡くなっていった多くの人々のお墓が現存し、ハワイ島では噴火による溶岩で埋もれていくお墓に「魂はここに眠っているのだから」と、縁故者ではないがお参りし続ける日系の人、海岸の砂地の墓石はおおかた倒れかかっているのだが、無縁墓地を守り続ける現地の僧侶たち、そうした現実に焦点を当てた写真群であった。
 ハワイの写真の隣には常に彼女がフィールドワークとする福島にて震災で亡くなった人たちのお墓が映し出されている。両者には100年以上の隔たりがあるが、重なってくる思いがある。

 人間は時代の中で喜び悲しみ、時には翻弄され、時には絶望さへ感じ、時には不慮の災害にのみ込まれながら生きているのである。そしてそこには必ず弔う人がいることに救いを感じさせられた。
 そんな思いを抱きながら、鑑賞させていただいた。わたしの文章では、布哇移民のことそして作者の思うところを、ほとんど伝えることができない。スマホには岩根さんの写された作品があるが、無論転載できるものではない。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参りは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 文学講座は、4月16日より再開いたします。

 お施餓鬼は、住職と役員で勤修いたします。檀信徒の皆さまは、

 参加できません。お札は郵送申しあげます。

 

宗祇法師の会 (5月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
5月16日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
5月20日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
萬松院住職 吉田 宏得 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
6月17日(金) 同時刻  福泉寺副住職 岩佐 剛昇 師

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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