願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、9月15日です。





真夏を思わせるハイビスカス


秋ナスも頑張っています

 日中は厳しい残暑が続いていますが、この数日、朝夕はだいぶ涼しくなり、秋の訪れを実感されているのではないでしょうか。秋の訪れとともに、心配になるのが台風です。

 気象庁によると、8月31日現在、猛烈な台風第11号は、南大東島の西約110キロにあります。1時間におよそ25キロの速さで西南西へ進んでいて、中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、「猛烈な台風」で、中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。今後、発達しながら南西へ進み、9月2日は沖縄の南で動きがゆっくりとなりますが、4日にかけては北上し、沖縄地方に近づく見込みと、注意を喚起しております。
 台風は、その規模を「大きさ」と「強さ」で表現されます。
 「大きさ」は、強風域(風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径で、
    500km以上〜800km未満を「大型(大きい)」、
    800km以上を「超大型(非常に大きい)
といいます。第11号の強風域は220kmであり、500km以上ではないので大きさを表す形容詞は今のところ付きません。
 「強さ」は、最大風速で区分して、
    33m/s(64ノット)以上〜44m/s(85ノット)未満が
    「強い」、
    44m/s(85ノット)以上〜54m/s(105ノット)未満が
    「非常に強い」、
    54m/s(105ノット)以上が「猛烈な
と呼びます。よって第11号は中心付近の最大風速が55メートルなので、「猛烈な台風」ということになります。

 家庭菜園を楽しむ者には、「お天気」は最大時の関心事です。雨が降らないと、畑の耕耘ができず、種まきもできません。無論、雨ばかりだと作業ができないばかりか、野菜に病気まで発生してしまいます。
 寝る前には携帯で明日の天気と1週間の天気を調べます。朝は目が覚めると、障子を開け空模様の確認です。おおかたの家庭菜園では、ハウスなど持っている人などは希でしょうから、お天気にしたがっての栽培となります。
 つい先日までは、仕事の順位が明確になっていました。お寺の仕事、大学勤務、そして菜園を楽しむと。定年を迎え大学勤務がなくなりましたので、多少菜園に費やす時間も余裕ができたはずですが、加齢による体力と気力の低下は否めません。
 多少時間に余裕ができると、本性が現れ「明日やればいい」となり、なかなか「明日」が来ないのです(2022.7.1のメルマガ参照)。忙しいなかにも、時間を作ろうとする気持ちは大切であることを学習しました。

 ところでいうまでもなく、台風は一瞬のうちに「命」「家屋」「施設」「財産」を奪います。家庭菜園の破壊など微々たるものですが、丹精を込めた野菜の無残な姿は力をなくします。
 台風の動きには誰もが注視していることは、いうまでもありません。台風が自分の町(三島市)から違う方向にむかったとき、つい「台風がそれて、よかったね」と口からでます。偽ざる気持ちですが、あまり「いい言葉」ではありません。
 台風が右側に行けば「神奈川県」、左側に行けば「愛知県」に、時としては甚大な被害が出ているのかもしれません。仮に海にそれても、船舶や航空機は難儀をするでしょう。台風がどのような進路をとろうとも、通過地点は、甚大な被害が発生しているからです。
 「台風がそれて、よかったね」という言葉には、「自分は被害がなかったから、よかった」という感が否めないからです。

 「台風がそれて、よかったね」は、個人的な会話では許されるのかもしれませんが、地方局の番組ではあってはならないことです。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、お彼岸のお参り、付け届けは、密となりませんので、

 お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
9月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
金剛寺住職 水田 真道 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
10月21日(金) 同時刻  大泉寺住職 小島 健布 師

 

宗祇法師の会 (9月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
9月26日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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