願成寺ホームページは、 こちら(http://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、12月15日です。





写真1


写真2


おんな泣かせ

 平成27年9月に、台風18号による関東東北豪雨で、鬼怒川が決壊氾濫した。自衛隊をはじめ消防、警察、自治体のヘリコプターが、孤立した住民を救助している画像が放映され、記憶に残っている人も多いであろう。濁流のなかでの救助は自衛隊であろうか、果敢に挑む隊員の姿は、今も記憶に留まっている。
 そのヘリの左右に爆弾のようなタンクをつけている。それを見て、「自衛隊機は救助でも爆弾を搭載しているのか」という人がいる。自衛隊の航空ショーでも、「戦闘機が爆弾をつけている」といい、抗議するする輩が多くいるのである。

 それは決して爆弾ではなく、「増槽(ぞうそう)」といって、補助燃料タンクである。「増槽」の写真はネット上ではいくらでもあるが、著作権のため記載できない。そうだ息子の部屋に、プラモデル航空自衛隊 Mitsubishi F-4EJ(77-8400)があることに気が付き、掲載させていただいた。左右の翼の下に顔を出しているのが、「増槽」であり(写真1)、裏返すと、増槽の内側に装備されているのが、いわゆるミサイルである(写真2)。
 「増槽」をつけることによって、長距離の移動や長時間の作業が可能となる。鬼怒川の救助にあった自衛隊のヘリは、陸自の多用途ヘリコプターUH-60JAであったと思う。「増槽」を装着していればこそ、長時間の救助ができたのである。
 「増槽」を爆弾と思った人は、なんの根拠もなく、単なる「思い込み」「思い違い」をしただけなのである。

 ところで先日、酒屋さんにいくと店員さんが、「おんな泣かせ」が入荷したという。そして「女性も泣くほどおいしいお酒ですよね」という。目が点になった。
 このお酒は、静岡県島田市の「大村屋酒造場」の静岡の銘酒であり、いつものスーパーマーケットにも置かれているので、ときには購入するのであるが多少の躊躇がある。店員さんに「酒好きで、女房を泣かせているのではないか」と思われるのではなかろうと、でもときには購入していたからである。
 これも、わたしが何の根拠もなく、勝手に思い込んでいただけのことである。説明書きがあるが、読んでいなかっただけに始末が悪い。「増槽」とまったく同じである。 

 そうだ「女房にも飲ませよう、あ!女房は下戸(げこ)だった。」しかたがないひとりで楽しんだ次第である。

【「おんな泣かせ」】
「おんな泣かせ」は、日本酒が苦手な方や普段あまり口にされない方々にもおいしく飲んでいただきたいという想いから昭和55年(1980)に誕生しました。このお酒は、しっかりと米を磨き、ていねいに醸した上品なイメージを持ったお酒です。名称は地元の異業種交流会「若竹会」のメンバーにより名付けられ、そこには女性もそのおいしさに泣けてしまうようなお酒であってほしいとの想いが込められています。以来今日では当蔵を代表する酒として、地元はもちろん全国の皆様にまで愛飲されております。寒冷の季節に搾り上げた「おんな泣かせ」は、瓶の中で半年間ゆっくりと低温貯蔵し、味わいがふくらんだ秋に出荷するお酒です。品格ある香りとふくよかな味わいの純米大吟醸「おんな泣かせ」を心ゆくまでお楽しみください。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。
 

 令和5年新年会(修正会)は中止いたします。

 

暮れの墓地大掃除のお知らせ

 毎年12月の第2日曜日は、暮れの墓地および境内地の大掃除となっております。お忙しい折とは存じますが、ご家族でご参加下をお願いいたします。当日は「温かい芋汁」を用意いたしておりますので、お掃除終了後お召し上がり下さい。

日   時
12月11日(日) 9時より (小雨決行)
お 願 い
できますならばお掃除の道具をご持参下さい。
駐車場が少ないのでご注意下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
12月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
霊山寺副住職 山田 高之 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
1月20日(金) 同時刻  大泉寺東堂 小島 捷亮 師

 

宗祇法師の会 (12月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
12月19日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

 


お 願 い

 今まで、お塔婆や香花等は、寺にて焼却しておりましたが、法改定により、平成14年12月1日から「野焼き」や「簡易焼却炉」によります、すべてのごみ等の焼却ができなくなりました。現在、願成寺にあります3基の焼却炉もすべて使用禁止となり、撤去いたしました。
 したがいまして、今後、墓参の折いらなくなりましたお花などのゴミにつきましては、下記のごとく、ご処理をいたしたく存じますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。



ゴミの分別

 ゴミは、次の4種類に分別してお出し下さい。

 「燃えないゴミ(ビン・カン)」
 市のゴミに出します
 「土に返すゴミ(花・香花)」
 寺にてチップにして土に返します
 「土に返すゴミ(草・落ち葉)」
 寺にて土に返します
 「燃えるゴミ(紙・ビニール)」
 市のゴミに出します

いらなくなりましたお塔婆は、寺にてチップにして土に返しますので、ゴミ箱の脇にお置き下さい。
ゴミ箱は水屋(水道)の近くに用意いたします。
飲物や食べ物は、動物が散らかしますので、お参りの後はお持ち帰り下さい。
お手数をおかけいたすことばかりでございますが、ダイオキシンをなくし、きれいな地球環境のため、切にご理解とご協力をお願い申し上げます。








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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