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次回配信日は、3月15日です。





昨年の萵苣(ちしゃ)


結球せず花の咲いた白菜


願成寺の河津桜


本日満開

 もうそこまで春が来ている。今年こそは、菜園の準備をきちっとしていこうとの決意であるが、すべてが思うようにいかない。自然相手のことであるからといいながらも、毎年天候の違いもあれば、本来の仕事の都合もあるので、それに合わせて作業をしていくのであるが、毎年のごとく失敗の連続である。だから自然相手の菜園作りは楽しいといえば、多少嘘になる。
 とにかく今年こそはの思いである。お正月を起点とするならば、この寒い時期に畑を耕して寒風に当てるのであるが、まだ半分も終わっていない。すでに氷点下になる日もなくなり、雑草が嘲るように生え始めている。もう戦いは切って落とされているのである。

 畑を見回すと、100本の萵苣(ちしゃ)は定植が遅れ、暮れまでに30pの長さに育たず、お節には間に合わず、収穫されなかった。あとかたづけるだけである。残念な姿を掲載するのはやめて、旨くいった昨年の写真にしよう。
 白菜も定植が遅れ、とうとう結球することなく、2月中旬には頭が立ってきた。昨年は大成功で、白菜漬けにしてみんなに配ったのにとの思いがあるだけに悔しいかぎりである。しかし、白菜の花はとても美味しいのである。さっそく摘み取ってお浸しに、菜の花よりもボリュームがあるのでソテーしても何よりである。ただ、本来と違った食べ方はやはり残念であるというしかない。

 こうした失敗は、わたしの準備不足に起因することはいうまでもないが、天候との兼ね合いがうまくいかないこともある。晴天が続いていると耕運機をかけて耕すことができない。乾いた畑は砂煙を上げ近所の家に迷惑をかけるからである。また雨が降ったからといって、2日間は泥濘んでいて無理である。3日目に耕そうとすると用事があったりするのである。
 そして何よりも大変であるのが、お彼岸である。春のお彼岸も秋のお彼岸も菜園にとっては、種蒔きと苗の定植の時期であるが、お檀家さんがお参りに来るので寺を空けることができない。わかっていることであるので、お彼岸前に播種や定植をと考えるのであるが思うようにいかない。
 春の彼岸はこれから温かくなるので遅れを取り戻せるが、秋の彼岸は日に日に寒くなるので、1週間の遅れが致命傷となるのである。

 毎年のことであるが、今年こそ頑張るぞ!夢だけは一人前である。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

  本年度の観音堂大祭は、三島でも新型コロナウィルス感染で亡くなる方が

 増加しておりますので、住職のみで勤修いたします。

 お檀家さまの参拝はご遠慮下さい。 お札は、郵送申しあげます。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
3月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
傳心寺住職 井上 正信 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
4月21日(金) 同時刻  真楽寺副住職 勧山 法紹 師

 

宗祇法師の会 (3月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
3月27日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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