ふたりの孫たちが旧盆と三嶋大社のお祭りで三島に来た。お盆の最中なので、どこか出かけることもできない。13日のお盆の法要が終わった後、わずかな時間であるが、源兵衛川に、水遊びにつれていった。
最初は怖がりながらも、小学2年生の子は、父親に手を引かれながら、時間を忘れ全身びしょ濡れになり、水遊びに夢中になっていた。
4歳の子は、私に手を引かれながら石の上を歩き始めると、浅いところでは川に入るようになった。子供の手を離す訳にもいかず、片手で写真を撮った。つかの間の楽しい時間を過ごすことができた次第である。
今では源兵衛川水遊びの定番である「さいとうフルーツ」でフレッシュジュースとなる。孫たちは東京の日本橋近くに住んでおり、近所の「茶屋 水戯庵(すいぎあん)」(東京都中央区日本橋室町2丁目5-10 1F)にて「さいとうフルーツ」のフルーツジュースが販売されており、すでに「さいとうフルーツ」を楽しんでいたのである。そのことを告げると、お店の方はとても喜んでくれた。
私はビールならともかく、甘いものを敬遠して飲まなかった。あとで、孫たちと水遊びは共有したのに、フレッシュジュースを共有しなかったことを憂えた。残念至極で反省しきりである。
お盆のお参り、源兵衛川での清流遊び、そして今ひとつは、子どもたちとの「夕食作り」である。本日のメニューは「シュウマイ」である。子どもにはハードルが高いようにも思えるがそうでもない。
ひき肉に調味料を入れておき、ふたりに捏ねさせる。粘土のごとく捏ねているところに、すりおろして水気をきった蓮根を加える(孫の母親の実家からいただいたものである)。
上の子に秤で25gずつ分けてもらう。下の子がシュウマイの皮をのせていく。上の子がひっくり返して成形すると、下の子がグリンピースをのせて完成である。
30分ほど蒸して夕食のメインディッシュとなり、無論みんなで完食である。
子どもたちの夏休みはまだ終わらない。長年の希望であった沖縄旅行である。2泊と短いが、「きれいな海」に「沖縄美ら海水族館」と堪能してきたようで、お土産もいただいた。
上の子が「沖縄の海も綺麗だったけれども、源兵衛川のほうが綺麗だったよ」のひと言、なによりのお土産であった。
そして、爺婆の夏が終わった次第である。
【水戯庵】〈水戯庵〉主人の木村が「感動するほどうまいフルーツジュースがある。」と友人に誘われ、思いがけず訪ねたのが、静岡県三島市の〈さいとうフルーツ〉でした。
〈さいとうフルーツ〉は、昭和36年創業の老舗青果店の主人・齋藤さんが自ら産地を回り、目利きをして納得した果物のみを仕入れて果物屋を営む一方、2018年7月に店舗を改装してスタンド形式のフルーツジュースの調理・販売を行なっています。
改装してまでフルーツジュースの調理・販売を行うようになったのは、齋藤さんはとある店舗で感動的に美味しいフルーツジュースに出会い、その感動体験から自身でも“感動するほど美味しいフルーツジュース”を皆様にお届けしたいと思い立ったからです。(水戯庵HPより)
天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久
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