願成寺ホームページは、 こちら(https://ganjoji.com/)です。

次回配信日は、2月15日です。






 

 暖冬のためでしょうか、願成寺でも河津ざくらが咲き始めました。
 ご本家である河津町の河津ざくら祭りが、今日から開催されると言うときに、「消費税未納?の河津桜まつり 実行委「課税対象のケース、考えていない」(静岡新聞)」というニュースが飛び込んできた。また「この問題は、河津町や観光協会などでつくる「河津桜まつり実行委員会」が、駐車場の利用料や露店の出店料などについて「消費税の未納」を指摘されていたものです。(Yahoo!ニュース)」とも報じられている。お祭りに冷や水を掛けられた思いもするが、桜には何ら関係のないことでしょう。責任の所在を回避するための実行委員会ですから、納める側も受け取る側も、何年も問題にしてこなかったのですから、花やお祭りが終わってから対処されれば良いのではなかろうかと思います。

 ところでお寺の東側に農道があり、車の通行も少なく、みんなの散歩コースとなっております。少しでも楽しんでいただければと、10年ほど前に河津ざくら10本を植えました。1本根付かず、1本は盗まれました。
 染井吉野は開花が5日間ぐらいなのに比べて、河津ざくらは2週間ぐらい持ちますので、河津ざくらとなった次第です。
 少し大袈裟であるが、植えるにはそれなりの覚悟がいるのである。桜は樹木としては、そう長生きの方ではないが、それでも一般的には数十年ぐらいはもつであろう。60歳の住職が植えて、当然ながら桜が残ることになろう。桜の生涯を誰が面倒見るかである。私が死なないまでも、手入れができなくなったらどうしようということである。お寺の土地に、お寺の費用で植えるのであるから、役員会の議を経てというと大袈裟である。指ほどの苗を5〜6m間隔で植えたが、今は幹周り30pを越えていようか、もっと間隔を空けておけばとの思いであるが、どうすることもできない。

 さくらで一番問題となるのが、毛虫の発生である。先代住職が椿が好きで、それなりの本数を植えて旅たった。毎年、チャドクガが発生して難儀をした。チャドクガは毛虫の針(毒針毛)に触れると、かゆみの強い皮膚炎を起こし、大方の人は病院行きとなります。ドラム缶(200リットル)3杯ほどの消毒をしました。
 ただ、境内地はともかく、散歩する人が多く、なかなか思うようにはいきません。また農道であり、農業用水路もあり、農薬の拡散が問題となるでしょう。幸いに、まだ発生はしていませんが、発生した枝を除去することで対応しようと思っております。日頃の観察が大切です。
 今年は、花の咲き始める前の一月に、繁ってきた枝を剪定しようと思っていたのですが、出遅れてしまいました。咲き始めた枝を切ることはできません。また、仕事の先延ばしです。

 大勢の人たちが、河津ざくらを喜んでくれるのが何よりです。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
2月16日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
三明寺住職 大嶽 正泰 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
3月15日(金) 同時刻  傳心寺住職 井上 正信 師

 

宗祇法師の会 (2月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
2月26日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

観音堂大祭(諸祈願)のお知らせ

 春のお彼岸に観音堂の大祭を厳修いたします。寺伝によりますと、頼朝公が三嶋大社に百日祈願の折、当願成寺を宿舎といたし、その願が成就いたしたことから「願成就寺」の寺号を賜りました故事により、諸願成就の祈願をおこないます。当日ご参加できません場合には、お札は郵送申しあげます。また、当日前年のお札等を炊きあげますのでご持参ください。当日は「餅まき」「模擬店」「野菜青空市」等を予定いたしておりますので、お誘い合わせてお出かけ下さいませ。

日   時
3月20日(水) 【11時】法要、【12時】餅まき
祈 願 料
祈願料 3,000円
申 込 み
お彼岸のお参りの折、電話、FAX、E-mail (前日までに)








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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