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次回配信日は、6月15日です。





ウリハムシ


珍しいクロウリハムシ


交尾するウリハムシ


トラップ(簡易捕獲器)

 ウリハムシ(瓜葉虫)をご存知であろうか。家庭菜園をする者にとっては、この時期最大の敵である。甲虫類で、カブト虫やクワガタの仲間であるが、食性はまったく異なる。
 漢字で書くと「瓜葉虫」とあるごとく、瓜の葉を好んで食べる。キュウリ、ズッキーニ、カボチャの葉をすごい勢いで食べるのである。まだ小さい苗などは、ときには枯れてしまうこともある。
 その生態は、つぎのごとくである。
   成虫越冬で、浅い土中で越冬する。春にウリ科の苗に来訪
  し、周囲の土の表面や浅い土中に産卵する。幼虫はウリ科の根
  を食害し、また地上に果実などがあるとこれも食うことがあ
  る。蛹化(ようか)は土中で行われる。成虫は7月以降に出現す
  る。(ウィキペディア)

 5月、越冬を終えたウリハムシたちは、交尾の真最中である。生まれたウリハムシは、8月に植えるキュウリやカボチャを標的とするのである。

 何としても防除しなければ、ほとんど収穫を諦めなければならない。まず苗を植えるときに、植え穴に農薬ネオニコチノイド系の粒剤をいれておく。白色マルチをしてあるので死骸をみつけることができ、確かに効果あるようである。しかし、この農薬は、浸透移行性によって効果でるものであるから、食害にあって初めて効果が生ずる。
 ウリハムシが一口かじったならば死ぬわけでもないであろうから、相当量の食害があってこそ効果が出るものである。きっと満腹になってからの結果であろうか。飛び交うウリハムシと死んでいるウリハムシとを考えるに、この薬だけで済むようなことではない。

 そこで捕獲作戦である。ともかく捕りまくることである。しかしウリハムシには羽があり、近づくと飛び去っていく。こちらは加齢で年々機動力が衰えてきているが、闘いは勝たねばならない。負けたら夏の食卓からキュウリがなくなるだけである。
 そこでトラップ(簡易捕獲器)の作成である。捕獲器というと大袈裟であるが、500ccのペットボトル、上1/3を切り取り、逆さまにして差し込むだけである。そのなかに少し水を入れておく。さあ、トラップを持っていざ出陣。よく観察していると、ウリハムシは朝寝坊のようで、動きが鈍い。こちらは年寄り、目覚ましなどなくとも5時には目が覚める。よって、今のところ私のが優勢に勝負を進めている。菜園に着いたらまずウリハムシ捕り、少し作業をしてまた帰る前にもウリハムシ捕りである。多いときには日に50匹を超える成果である。

 今のところ、幸いに私のが優勢である。しかし油断はできない。よもや1000ccの大きいペットボトルを使おうなどと考えてはいけない。キュウリ葉やネットが邪魔をして機動性が劣ってしまうからである。

浸透移行性
 浸透移行性とは、農薬が散布された後に作物の体内を農薬の有効成分が移行していく性能のこと。
 例えば、土壌に散布された粒剤の有効成分が、土壌中の水分などと共に根から吸われて、上層の作物の茎や葉っぱに移動して作物の体全体に農薬の成分が行き渡ったり、下の葉だけに農薬がかかった場合に農薬が直接かかっていない上の葉にも有効成分が届くといったあんばいです。(JAcom)

トラップ
(1)射撃の標的として、空中に粘土製の鳩を飛ばすしかけ。放鳥器。
(2)排水管の一部を湾曲させて常に一定量の水をためて、下水などから臭気が逆流するのを防ぐしかけ。
(3)蒸気配管の水を抜く装置。
(4)バネつきの軽二輪馬車。
(5)サッカーで、ボールの勢いを殺して、自分のコントロール下におくこと。
(6)動物を捕獲するための用具。わな。
(7)きめの細い黒ずんだ、柱状節理の発達した火成岩の総称。特に玄武岩。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
6月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
福泉寺 副住職 岩佐 剛昇 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
7月19日(金) 同時刻  願成寺 住職 魚尾 孝久 師

 

宗祇法師の会 (6月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
6月24日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

墓地清掃とそうめん流し

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、本年より「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
6月30日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「お寺での棚経」 が中心となりますが、6月下旬にハガキにてご案内申しあげます。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。









▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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