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次回配信日は、7月15日です。





今年の青梅の蜜煮


剣山で転がす


銅鍋で煮込む


酸で綺麗になった銅鍋

 梅雨入りをして雨の日が多くなったが、そろそろ梅仕事も一段落を迎える。梅仕事といえば、まず「梅干し」の漬け込みであろう。そして「梅酒」、「梅ジャム」と続くが、難易度が少し高くなる「青梅の蜜煮」も忘れがたいものである。この何年か、挑戦しつづけている一品である。

 和食での甘味(スィーツ)といえば、コース料理の最後に提供される、初夏の「青梅の蜜煮」、秋の「栗の渋皮煮」、そして冬の「金柑の蜜煮」であろう。
 お正月の「お節料理」に入れると、色映えもよく、作るのに手間がかかるだけに高級感がある。しかし意外と自作しているお店は、少ないように思える。理由は簡単で、どれも大変に手間暇がかかり、また経験も必要である。また、いずれも既製品が販売をされているからである。まさしく他のスィーツで済ましているようにも思う。三島の和食店で、自作でこの三品が用意されているのは少ないであろう。
 ところで、この3種の甘味に共通していることは、いずれも材料を晒(さら)すこと、すなわち梅であれば酸味をまさしく程よく抜くことであり、栗であれば渋味を除くことであり、金柑であればやはり酸味の調節である。晒しが過ぎてしまうと、「青梅らしさ」「栗らしさ」「金柑らしさ」が損なわれてしまい、台無しになってしまうからである。

 早速、「青梅の蜜煮」の作成である。まず数本の針を束ねて、梅の表面に無数の穴を開けていくのである。梅の数が多くなると、根気のいる作業であり、なかなか大変な仕事である。この無数の穴から、梅の酸味を徐々に抜いていこうというのである。
 ところが、昨今では剣山の上を転がし、無数の穴を開けようというわけである。無論、真新しい剣山を用意する。ゆめゆめ、剣山本来の生け花に用いたものは、使わないのが良いであろう。衛生面を考えるのではなく、生け花に使われた剣山は、針の先が摩耗や変形していることがあり、開けた穴に大小が生じ、デリケートな梅の皮が破裂する頻度が高くなるからである。
 ここから晒しとなる。まず水に漬け、さらに70℃ほどのお湯で煮こぼし3度して晒すのである。無数の穴から、すこしずつ酸味を抜いていくのであるが、抜きすぎると梅の風味が無くなってしまい、抜きが足りないと梅干しより酸っぱくなってしまう。人によって好みが分かれるところがあるが、程よい酸味に仕上げるのはなかなか難しい。やはり経験であろうか、一年に一度だけの仕事であるだけに、毎年微妙な違いがあり、それも次年度への挑戦の原動力になっていると思う。

 ひとつ言い忘れていたが、鍋は写真にあるように、銅鍋が必要である。銅鍋で晒し始めた梅は、最初はいわゆる梅干し色になるが、三度晒し砂糖蜜に漬けるころには、少しずつ翡翠色(ひすい)に変わっていき、「青梅の蜜煮」の完成となるのである。
 銅鍋の準備と初期投資も必要であり、技法もハードルが高いが、来年はぜひとも挑戦してほしいものである。

 梅が破裂してしまっても、種を取り出し煮詰めれば、立派な「梅ジャム」である。

【銅鍋】
 銅鍋を使って青梅を煮ることで、銅イオンと梅の成分が化学反応を起こし、鮮やかな翡翠色(青緑色)に仕上がります。料亭などでも用いられる手法で、甘露煮や蜜煮を作る際に欠かせない日本の伝統的な調理法です。銅鍋で青梅を鮮やかに仕上げるためのポイントや手順は以下の通りです。
銅鍋の効果とメリット鮮やかな発色: 黄色く変色しやすい青梅でも、銅鍋でじっくり煮ることで美しい緑色を保つことができます。
熱伝導率の高さ: 銅は熱伝導が非常に良いため、鍋全体に均一に熱が伝わり、梅にじんわりと火を通すことができます。
AI による概要

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
7月17日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
金剛寺 住職 水田 真道 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
8月21日(金) 同時刻  福昌寺 住職 安田 知照 師

 

宗祇法師の会 (7月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
7月27日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会

 

墓地清掃とそうめん流し

 恒例となりました、お盆の墓地清掃をおこないます。檀信徒総出でのお掃除の機会でもあり、また、本年より「そうめん流し」も用意いたしておりますので、ご家族とともにご参加いただけますようお願い申し上げます。

日   時
7月5日(日) 9時より(雨天決行)

 

7月・8月のお盆棚経

 お盆の棚経は、「お寺での棚経」 が中心となりますが、6月下旬にハガキにてご案内申しあげました。

 

お盆灯籠流しの販売

 7月16日、三島市仏教会主催の「灯籠流し」が水泉園(白滝公園)でおこなわれます。7月1日より、灯籠を販売いたします。









▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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