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次回配信日は、9月1日です。





カピバラにタッチ


源兵衛川で遊ぶ孫

 孫が生まれると判ったとき、世間では祖父母のことを「じぃじ」「ばぁば」と呼んでいることから、我が家では少なくとも、私のことを「和尚さん」と呼ばせようと思った。
 決して私が「おじぃちゃん」と呼ばれること嫌ったからではない。お参りに来た子が、祖父母を「じぃじ」「ばぁば」呼び、祖父母も自分のことを「じぃじ」「ばぁば」と言っているのを、しばしば耳にしたからである。
 また職業柄、葬儀に関わるわけであるが、葬儀屋さんに促されて、孫が「お別れの言葉」述べることがある。小学校低学年の子が「じぃじ」「ばぁば」と呼ぶのは可愛らしいが、時には大学生までがそう呼ぶのである。いささか幻滅を感じてしまうのは、私だけであろうか。

 したがって孫が誕生したころは、何度か「和尚さんですよ」と、声をかけた。しかし、すぐにそれが無理であることが判った。赤ちゃんが、どのようにして成長していくか、そして言葉を発し喋べれるようになるのかの理解が必要であった。
 赤ちゃんは生後2〜3ヶ月からクーイングと呼ばれる「あー」「うー」という単純な声を発し、さらに4〜6ヶ月ごろから、唇や舌を使って「ば」「ま」などの子音が混ざった喃語(なんご)を発するようになるという。
 そしていよいよ2音の「パパ」「ママ」の登場である。したがって祖父母は、必然的に「じぃじ」「ばぁば」となるわけである。両親も子供ができると、夫のことを「パパ」と呼び、妻のことを「ママ」と呼ぶようになり、家族のなかでは永遠に「パパ」「ママ」の世界かもしれない。
 アメリカでも親を呼ぶときは、日常会話ではMom(マムお母さん)やDad(ダッドお父さん)を使い、フランスでも両親を直接呼ぶときは、お父さんを「Papa(パパ)」、お母さんを「Maman(ママン)」と呼び、2音が基本となるのは万国共通ということになる。
 母をマザーMother、父を Fatherと呼ぶ場合は、 少し堅い表現で、書類や改まった場面で使われる。日本での「父」「母」に近いものがあるといえよう。
 親族に当たる人に呼びかける時に用いる語を「親族呼称」というが、相手や場所さらには、年齢や人間関係によって気を付けなければならず、なかなか難しいものがある。今流でいえば「その場の空気を読む」ということであろうか。

 孫に「じぃじ」「おじぃちゃん」と呼ばれるのは抵抗がないが、息子(副住職)や妻に「じぃじ」「おじいさん」と呼ばれるのはいささか気分の良いものではない。あなた方のおじいさんは「極楽浄土にいますよ」と言いたいが、それこそ「偏屈じじ」といわれるので、言うことはしない。
 妻は、特にお檀家さんの前では、わたくしのことを「住職」と呼んでいるようである。

 小学校5年生になる孫娘が、ご飯のときに「じぃじ、ご飯!」というが、何か買ってほしいものあるときは「おじぃちゃん」と言うようになった。本人は気付いていないが、使い分けするようになったのである。
 それに気がつき、今回のメルマガの題材となった次第である。

クーイング【cooing】
生後2〜3か月頃から聞かれる乳児の発声。舌や唇を使わず、続いて喃語(なんご)に移行する。

なん‐ご【喃語】
1 くどくどと話すこと。
2 男女がむつまじくささやき合うように話すこと。むつごと。
3 乳児のまだ言葉にならない発声。

しんぞく‐こしょう 【親族呼称】
親族に当たる人に呼びかける時に用いる語。「おじいさん」「おかあさん」「おじさん」「おねえさん」など。また、話し手と話題になっている人との間の親族関係や、話題になっている人の親族内部での位置を表わす語。「祖父」「母」「叔父」「姉」「孫」など。親族名称。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久









新型コロナウィルス感染防止のために

 年忌法要は、感染防止策をとりながら、親族中心におこなっております。

 なお、お墓参り、付け届けは、密となりませんので、お出かけ下さい。

 

辻 説 法 の 会

 お茶を飲みながら、法話をお聴きになりませんか!

日   時
8月21日(金) PM6:00〜7:30
会   場
茶房「 欅(けやき) 」 2F TEL:055-971-5591
講   師
福昌寺 住職 安田 知照 師
参 加 費
500円 (飲み物は各自でお支払いください)
主   催
県東部青少年教化協議会(この会は、特定の宗派にこだわらず、
ひとりでも多くの方々に仏教を伝えることを目的に活動する団体です。)
次   回
9月18日(金) 同時刻  光厳寺 住職 五味 寛融 師

 

宗祇法師の会 (8月例会)

 日大名誉教授藤岡武雄先生を中心といたしまして、宗祇法師の顕彰と研究をする会です。
どなたでも参加できます。申込は不要ですので当日お出掛けください。

日   時
8月24日(月) PM1:30〜3:30
会   場
願成寺 TEL:055-975-1763
参 加 費
無料
主   催
三島ブランド 三島宗祇法師の会








▼ 文学講座のお誘い
 願成寺公開文学講座といたしまして、『源氏物語』を読んでおります。写本(青表紙本、新典社刊)と活字本とを対校しての講読ですが、参加者全員で声を出しての読みますので初心者の方でもご自由に参加いただけます。
現在、「須磨」の巻に入ったところで、朧月夜との事件から都に居られなくなった光源氏が、須磨へと旅立つところです。
ご一緒に、光源氏とともに須磨への旅を始めましょう。

開 催 日
 毎月 第1,3土曜日(変更あり)
開催時間
 10時〜11時30分
場  所
 願成寺庫裡
費  用
 無料(教科書はお求めいただきます。 1000円〜2000円)
申し込み
 電話、FAX、E-mail

※ご参加をご希望の方は、檀家、非檀家を問わず、どなたでもご参加いただけます。







 ラジオが唯一の情報源であった時代から、新聞やテレビが加わり、小学生までがパソコンや携帯電話を利用している時代となった。ひと昔前の学生の楽しみというと麻雀とお酒が定番であったが、町から雀荘が消え泥酔した学生の姿は少なくなった。これも学生たちの娯楽に選択肢が増えたからであろう。世の中はあらゆる選択肢が増え、情報のアイテムが氾濫し、多様性の時代といえよう。

 教化活動の基本としては、葬儀や年忌法要を始め、修正会、彼岸法要、施餓鬼会、十夜法要と、あらゆる法要での説法であろう。印刷技術の発達によって掲示板伝道、文書伝道ハガキ伝道がおこなわれるようになった。拙寺でも「ハガキ伝道」や「テレホン説法」の経験があり、教化活動も多様化してきたなかで、時代のニーズにあった教化活動の一つとして、「 願成寺メールマガジン 」と名付けてメールマガジンを発行することにした。

 寺院という特質から、教化の対象となるのはお年寄りという現実は否定できない。また檀信徒全体からすれば、どれほどの人が、インターネットを利用しているかと考えるとその効用ははなはだ微少と思われるが、新しい形での教化活動として実験的に発信することにした。

 インターネットによるメールマガジンの配信は、お寺に足を運ぶことの少ないあらゆる世代の皆さまに語りかけることができるであろう。また拙寺のお檀家さま以外の皆さまとも、お寺とのつながりを持たせていただく方法としては最良と考えております。

 毎月二回とは申せ、浅才なわたくしにとってはかなりの重圧となっていくであろうことは想像にかたくない。三回で中止するわけにもいかず、発信を決意するのに一年もかかった始末である。

 諸大徳の応援をお願いいたしながら、皆さまとの交流の場としていきたいと存じます。よろしくお願い申しあげます。

 天主君山現受院願成寺住職
魚 尾 孝 久


 







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